余したまま
有り余る 目を瞑る 反射が痛い
痛いひかり
きっと恋しくて 引っ張って
でも目を開けるのは怖い
瞑ったまま歩くとぶつかってしまう
増える痛み よどむ空気
ゆれるゆれる 反射は痛い
喧騒をくぐって逃げたくて
振り返るなとは言うけれど
うしろはこわい うしろはこわい
君は後ろからしかついてはこない
新しいものを識ったのだ
新しいものを手に入れたのだ
買い被りだと笑うだろうか
格好付かないこの僕を
見え透いた疑問を見る目さえ
投げ捨てた君が怖いんだ
差し出す指図がくだるのは
知り得ない情緒が堕ちるのは
ひどいなあ 君は
後ろからしかこないんだ
ひどいなあ 僕は
早々に潰してしまったのだよ
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