かなわないや





砂を飲む
君に猶予はあげられない
在るだけの毒に解毒剤なんて無意味だ
頭の先から剥がれていっては
天井で崩れて砂になる

自堕落な感傷は循環している
任せられた場面転換は上手に出来るか知らん
僕はなにも知らなくていい
そう、なにも

君に嫌われる方法を探している
夜空に腕を伸ばすように
瞳に宇宙を棲まわせるように
深くて甘いこの色は僕のこころの延長だ
誰にも触らせてはいけない

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かなわないや




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