からからのカラ



腹から下が砕かれる様な不快感に苛まれ晴れて本日僕は外界から追放を受けて死にました。後遺症の話は再三聞かされており身分の勘違いも甚だしく感じておりましたがその一点のみについてはあながち間違ってはいなかったのかもという後の祭りを記します。管を差し込む御遊びに誘い込まれた僕は抗う術もなくこういうのを不可抗力とヒトは呼ぶのですいっぽんの管で容易に挿せてしまうのですから仕組みなんてとんでもないことで御座いますきっと呼ぶのならばこれは空、それこそカランカランと音も響かないような、笑えもしないカラのようなものでしょう。さて明後日も明々後日も絶え間なく回し車は回されますし追放された僕はいかが致しましょう。中途半端に隠すのならば徹頭徹尾正しく収納なされれば見つかることもないでしょうに、罪なお方。



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