手痛い

ともすれば。君を蝕むノイズの吐き出し口。

そうだろう、確認はイチしか取れないね。

しんしんと降り注ぐ果実はきっと重みに負ける。

しんしんと降り注いだとしても

僕とシーソーでは遊べない。

使われない人工物は腐食するのみだよ、ねえ。

聞こえてるなら白旗を上げて、

利き手は避けた君の手で。

夢を産めない僕を許してね。

夢を食べられない僕を許してね。

ええ、ええ、自虐的かつ慢心的な、

僕は畜生にもなれはしない。

愛すべき、愛されるべき、

掬い上げるのは君である必要も、

僕である必要も、ない。

僕は夢を産めない。僕は夢を食べられない。

必要、のないことを。

君は努力だとでも呼ぶのでしょうか。

嫌いな果実は林檎だと。

不気味にも微笑んで委せるのでしょうか。

向かない君には向いていない。

向けない僕には向くことはない。

逆手に取ったナイフを脅しに、

しかし壁のない此処でどう詰め寄ろう？

いたく反比例で不確実、不明瞭、それが不満。

鈍くなるまで刺せたとしても、

殺さなければ意味が無い。

感覚の支配に負ける君では意味が無い。

飾りを取って無くなる魅力なら最初から、

産み出す前から哀しみの子だ。

僕はきっと許されないことをする。

でも残酷なのはどちらだろうね。

こころは余分に置いといて、

君は潰されてはダメだから。

愛すべき、愛されるべき、

予知夢は遥か昔から。

ナイフではなく拳銃がお好み？

外れた我儘を言わないで、

深呼吸してお眠りよ。

耐えられる圧のギリギリを、

見極めるには惜しいよね。

僕はこの体たらくだから、

きっといまに月を掲げるよ。

緩んだ口元で褒めてあげるね、

だからそんな顔しないでよ。

解説が欲しいのならしてあげる。

食べて欲しいのなら食べてあげるし、

観てて欲しいのなら観てあげる。

遣るの域は越えないけれど、

もう正直精一杯。

這いつくばってでも。

早くここまであがっておいで、

つぎは見えなくなる前に。

停滞は。してばかりではそう呼べないんだよ。